エヴァンゲリオンと三十路前バンドマンの精神の関連性について

the3rdeye2009-08-12

オイッス。

こないだまた「破」観てきました。2回目だから細かいとこまで注目して観れて良かった。そんでテレビシリーズをどうしてももう一回観たくなって今見返してるとこです。テレビ版最終話まで見終わって、昨夜、旧劇場版「Air」と「まごころを、君に」観まして、再び僕の中で強烈な熱を帯びてきたエヴァンゲリオンなんですが、そもそも何故ここまで惹きつけられるのか考えてみた。

アスカを例にとってみると、彼女がエヴァに乗ることにプライドを賭けていること。と、バンドマンがバンドを続けること。には、かなりモチベーションが似通ってると感じました。それは「アイデンティティー」という言葉で表現できると思ってて、アスカにとって「エヴァに乗る私」が彼女のアイデンティティーであり、バンドマンにとって「音楽をやっている自分」こそが己のアイデンティティーになっているように感じるわけです。あくまで個人的には「これをやってないとオレはダメになる」的なある種の「しがみついてる感」があると自分では思ってて、音楽を続けていることでバランスを取っているような感覚が正直あるんですね。アスカがエヴァに乗るモチベーションには、「これをやってないと、誰も自分のことを愛してくれない」という悲壮感があり、そういうネガティブなイメージはワタシの中の音楽にも根を張っていると言えると思います。

こんなこと書くと「オマエはそんなつもりで音楽やってんのか」と言われそうなんだけど、そう聞かれたら「はい」と言うしかないのです。

色々書きましたが、そういう悲壮感の中で音楽を作り続けることに、後ろめたさがないと言ったらウソになって、この状況はどげんかせんといけん。さっさとハラ決めろやーってことなんでしょうが、そこは29歳症候群ってことであと10ヵ月はタップリ悩むんだろうなーなんて思ってます。