ヤサシイワタシ

ヤサシイワタシ(1) (アフタヌーンKC)

ヤサシイワタシ(1) (アフタヌーンKC)

町田のもこみちことマチャオ兄さんから借りたマンガ。なかなか面白かったです。1巻と2巻で趣きが全然違う作品だなーと思いました。1巻は自意識過剰なトラブルメーカーであるヤエさんに腹立ちましたね笑。何この女!?信じらんない!「あたしがイヤならふりなよ」????ざけんじゃないわよ!!!的な。
しかしそんな憎悪の感情の中に、なんというか近親憎悪というか、そういう気持ちもあったわけです。「うわ、腹立つなぁー。でも、これわかるわ」みたいな。基本的に付き合い辛い女性として描かれてますが、ヤエさんの自意識過剰なところにはある程度共感できました。
東京で音楽続けてるってことは、ある程度思い込みと根拠のない自信が必要なわけです。「相手バカに見えちゃうんだもん」ってならないとやってらんない瞬間もあるわけで。周りがみんなバカなわけないんだけどね。
2巻は生と死っていうか、遺された者の苦しみっていうか。。。スミオちゃんの「ワタシねェ」っていう喋り方に萌えてみたり。主人公の芹生くんを最後の最後に引き止めるのが、スミオちゃんの告白だというところが素晴らしいと思った。
「返事は、ずっと先にしてね!」って。最高じゃんか。