夜桜とジャズ

唐突ですけど、最近ジャズばっか聞いてます。
やっと楽しみ方がわかってきたような気がする。ユリイカ菊地成孔特集とか読みながら、南博GoThere!の「Celestial Inside」を聴くのがお気に入りです。特に2曲目の「Serene」。不思議と余計な事を考えずに没入できます。今回のユリイカはそれこそ全部最高なんだけど、特に伊藤俊治さんとの対談と、林拓身さんの文章が好き。まだ彼がweb日記書いてて、毎朝それを熟読してから仕事に取り掛かってた時期が懐かしくなった。
DCPRGのライブ前日の煽り日記っていうか、独特な「あの」文体が大好きだった。BOSS THE MCの「Asian Ganja Foundation! RUN THC!! We are THA BLUE HERB!!!」っていう前口上が一番カッコイイと感じるように、その頃まだDCPRGを体験したことのなかった僕はその日記から醸し出る菊地さんのライブ前日の気合を感じるのが大好きだった。実際にライブに行けなくても、菊地さんの日記を読みながら、得も言われぬ高揚(効用)を感じてるだけで満足だったのだ。一回でもあのライブを体験してしまったら、もうそういう訳にもいかなくなってしまったけど。
とりあえず今は、夜桜を見上げながら、ユリイカに書いてあった・もしくは赤アイラーに書いてあった・もしくは昔彼の日記に書いてあった・菊地成孔の言葉を反芻しながらの帰り道がとても気に入っている。