覚え書

ここ1年くらい色んなライブを見たり音楽を聴いたりしてて思うのは身体性の誘惑は危険だ、ということだ。フィジカルな判断が音楽を規定するとき面白いことは現在起きていない。ここでいうフィジカルというのは踊れるかどうかというやつで、これはダンスミュージックが面白くないとか言ってるのではなくて、踊らせるための何かというのものに受け手とやる側の間で齟齬が生じている気がするという意味です。要するに機能的ないわゆる「効く」「アガる」音楽というのが記号的に消費された後で、まだそれに類したことをやっていると、非常に安穏とした気持ちというか予定調和的な空気に包まれるんだけど僕はそれに耐える自信が完全になくなった。着席でもフロアでもいいから脳が振動するような音楽がしたい。

ATAK(http://www.atak.jp/)主催の渋谷慶一郎氏のお言葉。
sgt.はいわゆる電子音響ではまったくないし、非常にフィジカルなロックを演奏してるつもりだが、「脳が振動するような音楽がしたい」この一節において上記の記述は覚えておかなくちゃいけないと思った。
ATAK007も当たり前のように素晴らしい。脳が振動する!!!