ふたりの間に

昨日は高田馬場ノアでベースのアカシと二人練習しました。2時間ばかしクリックと格闘しつつ新曲のアイデアを練る。なんとなくいいリズムっぽいのができた。でも宿題もできましたね。なかなか厄介なヤツが。

で、それいいんだけど、高田馬場へ向かうときの道中が問題だったわけです。それは新宿駅で乗り込んできた二人組。オッサンと(おそらくフィリピン出身の)女性でした。その時ぼくは座席のスミッコのほうにいたんですけど、ぼくの隣に女性の方が座ってきたから、オッサンはぼくの前に立ったわけです。オッサンからは軽く加齢臭が漂い、隣の女性からは安い香水の匂いがして、ぼくは芳香の挟み撃ちにあったわけです。
「もう9時ー。あと2時間かかるよー」とフィリピーナ。おっさんの方が「あーそだねー。」と答えます。この2人の関係がどんなものかは勘ぐってしまうわけですが、次の瞬間、ぼくはまったく同時にその二人の溜息を聞きました。おっさんは深い疲れとともに。フィリピーナは軽い媚びを含んで。

加齢臭と香水。疲れと媚び。二人の間にはそんなものが横たわっていました。

どうでもいい話でした。