京都→大阪→大阪→渋谷

先週水曜深夜から旅団のツアー。
■出発:水曜深夜の話
会社で上司がいないスキを見計らってありえない量のフライヤーをコピーし、定時に上がり家でカッターで切る作業を行う。約1300枚くらい。作業しながら随分久しぶりに「はねるのトビラ」を見たけど、番組として全く成長していないというか、やってることがまるで変わってないなー。キンコンの西野はやっぱり面白くないなーとか思いながら無心で切る。3日分の衣類・楽器・フライヤーを持って家を出発。重い!
24時過ぎに世田谷着。toshi-changの車で集合場所の海老名SAに向け出発。25時近くに広大な海老名SAに続々と集結する旅団メンバー。一日の仕事の疲れを漂わせたムサイ男達の中に一人だけ明らかにウキウキしてる奴が一人。宮城太一である。全員集合したところで出発。ツアーの始まりである。

■初日:東名〜京都METRO
身近なバンドの最近の動向や、toshi-changがいかに椎野恭一を好きかという話や、ランディバースの話などをワイワイしながら東名を駆け抜け、朝7時くらいに京都着。朝からやってるファミレスを発見し、そこでダベりにダベる男14人。フライヤー作成の続きをやったりしたが、全体的に会話が成立していない。そんな中、宮城太一は「あとで日本酒を買いに行くんだ。もう予約してあるんだ」とかなんとか、「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ」的な死亡フラグのようなセリフを吐く。
12時過ぎまでダベって京都市内へ向けで出発。京都市内で降ろされて運転手以外はMETROまで徒歩。途中にあった民族楽器の「コイズミ」さんを物色する男達。もの凄い品揃えに圧倒される男達。丁度クラーベがなかったので購入。あと名前はわかんないんだけど、アナログシンセみたいな音の出る笛的なものを購入。移動に使った京都の電車内はウグイス色を基調としてて落ち着いた感じだった。ゆったりした午後の雰囲気のせいで一瞬ライブツアーに来てることを忘れる。
METROは初めて行ったけど、ステージがT字になってて面白い作りだった。パーカッション部隊はステージに乗るわけもなくはみ出す。外音のバランスも良かった。リハ後はmiddle 9さんに挨拶してから楽屋でひたすら眠ってしまう。

■本番その1
楽屋で爆睡して目覚めたらもうmiddle 9が始まっているという失態を犯す。Based on kyoto見たかった!ダッシュで会場に向かう。

・middle 9
新曲が激かっこよかった。それぞれが干渉しあっているアンサンブルというか、耳を奪われるメロディはなくても聴きこまずいられない感じ。最高かっこいいライブ。音源ももうすぐ出るとのことなんで、要チェックですな!

・我々旅団。
ステージの配置の関係でどうしてもギターの音が聞こえずらい瞬間があって若干苦戦。しかしパーカッション隊のコンビネーションは非常に上手くできたと思う。いいテンションでやれたと思う。ご来場の皆様ありがとうございました!
1.その猪怒りて、歌き依り來つ
2.AFRICA
3.pathetique hydrangea
4.cambrian explosion
5.SADAME

■打ち上げその1
機材搬出後、徒歩で京都の飲み屋「呑底」に移動。ここの料理はとにかく美味い!!マグロの炙り焼き・鶏の生肝・ホタルイカの沖漬けから手巻き寿司まで!今思い出してもヨダレが出てきそうになる。特に加茂茄子の田楽は震えるほど美味かった。ライブやって美味いもん食ってゲラゲラ馬鹿話して〜・・・本当にいい身分だなバンドマンってやつは。
そしてここで宮城太一のテンションは沸点に到達。ツインドラムの相方である荒野がよっぽど気に入らないのか、「荒野、窓から飛び降りなくていいからね。飛び降りなくていいからね」と上島竜平の「押すなよ!絶対押すなよ!」的な「さっさと飛び降りろ」くらいの無茶ブリを連発。
そいで次の日(13日)はtoshi-changの誕生日で、0時を回ったところでケーキが振舞われた!なんて幸せ者!俺だったら泣いてるとこだぜ!
日本酒一瓶が一瞬でなくなるなど、みんないい感じに酔っ払って京都のお宿にタクシーで移動。月光荘というゲストハウスに宿泊。着いて速攻で気絶するように寝てしまった。縦に3枚並んだ布団をまるまる横に使っていたそうな。一番ウザイのは宮城太一ではなく俺だったようです。ご迷惑をおかけしました。

■2日目:大阪SUNSUI
朝9時くらいに起床。超晴天。暑い・・・。男達の一部は月光荘でも打ち上がっていたと見えて、酒の缶やらが散乱していた。そういったものの片付け・出かける準備をして11時半頃出発。月光荘いいお宿でした。いい意味で友達の家にお邪魔してる感じがあって。
渋滞もなくスムーズにSUNSUI到着。なんとなく漠然とした記憶でSUNSUIのステージは狭いと思っていたのだが、全然広い。東京でいうとMARZくらいあるかな。それでも全員は乗れずパーカス隊は降りる形に。リハ後タコ焼きを食ったあと一旦解散。俺はアメ村に行ってTIME BOMBに行った。Drive Like JehuのTシャツがあって即買いしてしまう。あとなぜかツアー先で「おおきく振りかぶって」の10巻を買ってしまう。楽屋では俺・荒野・宮城太一でドラマートーク。パラディドルを全くやらずほぼシングルストロークで叩く俺は二人に対し「パラディドルってどうやってやんの?」と質問攻め。ここでもウザがられる。そんなこんなで本番!

■本番その2

・EXPE SPACE GUITAR SOLO (PARA/nutron/www.nuexpe.com)
異常なほど並んだエフェクター。壁のように見えるマーシャルのキャビ。これはアガった。ギターのサウンドプロダクションに関しては俺は門外漢なので詳しくはわからないけども、とにかく快楽中枢に直撃するライブでした。かっこよかったー。

・aMadoo
渋くてセッションだったなー。トランペット+タブラの組み合わせはマイルスを連想させるが音自体はスペーシーな感じ。タブラを立奏してるのが新鮮な画だった。

neco眠る
ヤバイ。ほんとにヤバイ。超カッコいいです。演奏力と悪ノリと素朴なメロディーが組み合わさって極上の祭りミュージックに!すばらしい。29日の旅団レコ発@UNITにも出演していただくのでお見逃しなく!

・旅団
neco眠るさんのアクトの後ってこともあってみんな若干テンション高め。外音もリハより出てた気がする。何よりお客さんが楽しんでくれてるのが伝わってきて、すごくいいライブが出来たと思います。ありがとうございました!時間の関係上アンコール出来なくてすいませんでした。
セットリスト
1.その猪怒りて、歌き依り來つ
2.AFRICA
3.pathetique hydrangea
4.cambrian explosion

■打ち上げその2
機材搬出後、打ち上げに道頓堀へ向かう。
大阪の店はむっちゃんにおまかせだったのでホイホイついていくとそこは風風亭!焼肉ってか!そこいらの運動部より食う量が多い男達は焼いては食い食っては焼きまくりましたとさ。久々の焼肉でテンションの上がった私は後先考えずに食いまくっておなかが苦しくなって眠くなって早く横になりたくて「眠たーーーい!!砂利道でいいから横になりたーーーい!!」と盛大にグズりました。やはり一番ウザイの他の誰でもなく俺だったようです。
焼肉を食ったあとはカラオケ!遊ぶときは本気で遊ぶ旅団!ガン・ノザキとムツミ・ニシイの類い稀なショーマンシップが炸裂したすばらしいカラオケ。ガン・ノザキの「Suck My Kiss」の完コピ具合には度肝を抜かれた。アニソンやらやらルナシーやらの曲が入り乱れたカオス空間。朝5時過ぎに漫画喫茶へ移動。漫喫に入ると落ち着く自分がちょっとキライ。

■最終日:タワーレコードNU茶屋町
12時半に現地集合。知らない土地で電車乗るのはなかなかスリリングだったな−。NUはなんかオシャレはビルでした。12時丁度くらいに着いて一番乗りかと思ったら団長が思いっきり喫茶店のテーブルで寝ててビビる。NU茶屋町店はインストア用のステージがちゃんとあって非常に快適にセッティング出来た。インストア用のセットなんで音量に注意しながらリハ。
本番では曲が進むにつれてお客さんが集まってくれて有難かった。音源買ってくださった皆様ありがとうございました!

■帰路へ
インストア終了後は各自軽く自由行動。俺はゲンタと一口餃子を食す。なかなか美味でした。その後一路東京への帰路に着きました。帰りの車内で13日がThe Mars Voltaの東京公演だったことを思い出し、またしてもグズる。最後の最後までご迷惑おかけしました。自宅に着き泥のように眠る。

■4日目:sgt.ライブ渋谷nest
この日も晴天だったのでツアーの汚れ物を洗濯し、部屋を軽く掃除してから渋谷に向かう。今日はsgt.で「Maybeshewill」さんの来日公演のサポート@渋谷nest。シンドイかなーと思いきや体はそんなに疲れていなかった。Maybeshewillのリハ中に着く。シーケンスを流しながら演奏してるようで、ドラムさんはヘッドホンしながらの演奏。全くズレない!すごいなー。音の迫力もあって、これはいい感じのライブになりそうだと思った。
sgt.の出番はトップ。若干ステージ上の配置を変えてみた。各人の音のコミュニケーションがまだ甘い。調整すべきところはいくらでもある。完成形はまだまだ試行錯誤の果てにあるようです。むむー。あと俺のMCがヒドすぎた笑。とはいえお客さんはたくさん入ってたし、楽しんでもらえたようなので一安心。何よりMaybeshewillのメンバーがsgt.を気に入ってくれたようで有難かった。どうもありがとうございます。
2番手のovumとは久々の対バンだったが、すごいかっこいいステージだった。徳田君のドラムがグイグイ引っ張っていく「reflection」がカッコイイ。彼とはシンバルの音色の好みが似てるようで、ライブ後物販のとこでドラムトーク。轟音のバンドの中でjazz系のライドシンバルは音が抜けないよねー。とか主に愚痴。
そしてMaybeshewill。音が太い!演奏バカウマ!!シーケンスで美メロが鳴っている中で屈強な男達がガツガツ弾き倒す。テンションあがるわー!Slipknotのような展開もあったりして楽しめた。すごいバンドだなー。急に決まったライブだったけど出てよかった。呼んでいただいてありがとうございました!



とまぁだいぶ長くなりましたが。こんな感じでした。お粗末様です。