ONJO

the3rdeye2006-02-10

昨日は新宿PitinnにてONJOのライブ。
いやー凄まじく良かった!あの演奏は今後ぼくの音楽にもの凄い影響を与えてくれるでしょう。以下、うろ覚えのセットリスト。

1st set
1 Out to lunch
2 クライマーズハイ
3 Lost in rain
4 Hat And Beard
5 Gazzelloni

1曲目、「Out to lunch」では大友さんは指揮に集中。ズバズバと演奏をブッタ切る。気持ちがいい!!石川さんの笙やサイン波を残して、カヒミさんのリーディング。フリーにグシャ〜とした後にいきなりテーマが復活したり、この大友さんのコンダクトスタイルはもの凄く素晴らしかった。1曲目でいきなりぶっ飛ばされた。2曲目、「クライマーズハイ」、3曲目「Lost in rain」は本当に聴き入ってしまった。芳垣さんのリズムに目を奪われっぱなし。4曲目は「Hat And Beard」。この曲大好きなんですよね。大蔵さん・アルフレッド・ハルト・宇波さんらの即興が冴え渡る中、5拍子と4拍子のリズムが繰り返されるのが非常に良かった。やっぱいい曲だなー。5曲目は「Gazzelloni」。とにかく芳垣さんがぶっ飛ばしまくってた!超かっこいい!
こんな感じであっという間の1st setでした。本当に「あっ」という間だった。。相当集中して観れた。

2nd set
1 Something Sweet,Something Tender
2 ダブルコマンド
3 ?曲名分からず
4 ?曲名分からず(take2)
5 うたもの(曲名がわかんない。。。)
6 Stright Up And Down

2nd setからは「新宿2丁目ストリングス」を交えて。このストリングスにsgt.のトシと成井が参加してるもんだから、ハラハラしちゃってあんまり大友さんの姿を見てらんなかった。しっとりと「Something Sweet,Something Tender」が終わり、2曲目はイトケンさんがストリングを指揮。大友さんがオーケストラを指揮。このコンダクトスタイルもかなり独特で、イトケンさんの楽譜が見える位置に居たんだけども、指一本をあげたらこの音、指三本ならこの音、両手を広げるような仕草でスライド、といったボディサインのような感じでした。ストリングそれぞれにソロをとらせたり、思ってたよりもストリングの役割は重要な感じ。ぼくはアワアワしながら見てたんだけど、途中からもう「大丈夫だな!」と思って2人のことはどうでもよくなった笑。
2曲目の「ダブルコマンド」はストリングスとオーケストラがそれぞれの指揮者にしたがって音を重ねていくような感じで、感想としてはオーネットとドルフィーのダブルカルテットを生で観ることができたなら、こんな感じなんだろうかという印象。それぞれ独立した楽曲を同時に演奏しているような、でもそれぞれが関連しているような、そんな不思議な音楽。ヴァイオリンとかビオラとかの弦楽器がドローンをやると、もの凄い不穏な感じになる。3曲目は大友さんがストリングスを、イトケンさんがオーケストラを指揮。指揮者交代。大友さんは音をバスバスとブッタ切るのがお好きなようです。4曲目は大友さんは「もう1テイク録っとこう」と、やり始めた曲。なんかライブアルバム用にという意図もあったのかな?大友さん指揮で、バッと音が止んだあとの満足げな表情が印象的。
5曲目はまたカヒミさんが参加して、うたもの。宇波さんがオモシロイ事やってたなー。非常に美しいメロディーのなかで、「カタカタカタカタ・・・」と宇波さんの出す音がひっそりと響く。楽音と非楽音はこんなにも魅力的に同居できる。6曲目「Stright Up And Down」。これも「Out to lunch」の続編のような、フリーからテーマ、混沌から秩序、そしてまた混沌。かと思えば異常なまでの静寂。笙の音・宇波さんの音・大蔵さんのチューブ・アルフレッドのサックス。ここの緊張感はとんでもないものだった。ほんとに物音ひとつ立てずに、食い入るようにガン見。ラストのあたりで芳垣さんのソロが一瞬入ったのだが、そのテンションが凄い!そんな芳垣に全員が引っ張られるようなテンションで怒涛のように終了。

enc : EUREKA

ラストはやっぱりユリイカ。もう何も書けないや。じっと音が流れるまま、聴き入っていたかったなー。

トシ成井の健闘を称えつつ、芳垣さんのメアドゲットしとけ!!と成井に指令を出し、帰路につきました。旅団のマチャオとアツク語り合いながら帰る。非っ常〜に良き日でした。最高!!!