反逆する風景

the3rdeye2005-08-31


ぼくが目にする風景なんて一瞬で変わる。
昨夜はそんなことを思った。

帰りの電車が結構な混み具合で、朝のラッシュとまではいかないが、オッサンとの微妙な触れ合い具合にストレスがたまる。
したらいきなり、ぼくとオッサン2人くらい隔てて前に立ってた女の子がぶっ倒れた。


その子はドアの前に立ってて、ぼくの視界には確実にその女の子の後頭部が映っていたのだが、その頭がいきなり「ふっ」と消えた。

一番ふさわしい表現は多分「ひょい」と消えた。音も立てずに。

「貧血だ」と気づくまでに少し時間がかかってしまうような。

結局その女の子は大事には至らず、自分の降りる駅でふらふらと降りていったが、
その「目にしてたものが一瞬で消えた」こと(実際に消えたわけではないのだが)のインパクトが強かった。

なんかさ、目にしてる風景とか記憶とか、そういうものってなんか曖昧らしいなってのはわかってはいたつもりだったが、電車で貧血の女の子見たくらいで結構うろたえてしまったぼくはやはりショックに弱い。
妄想だの確信だの言ってるわりに現実に弱い。あとゴキにも弱い。


もっとタフにならなければ。


そんな感じでtoeのアルバムを買いました。

すごいですね。もう唯我独尊ですね。
ギターのアルペジオがやたら繊細なくせにいやに堂々としてやがる。
ドラムは立ちまくりのギンギンで、シンコペがキマり過ぎで胃が痛くなりそうです。

また後輩とコピろう。おもしろそう。



もっとタフにならなければ。

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