リリースパーリー終了しました。

本日は旅団レコ発@代官山UNITに雨の中ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました!!
出演いただいたneco眠るさん、Kingdom★Afrocksさん、そしてGOMAさん。DJやっていただいたYAHMANさん、AO INOUEさん。ゲスト参加してくださった辻コースケさん、rocomoonさん。そしてVJやってくれたmitchel、お世話になりっぱなしの北澤さんに明石。それにUNITのスタッフの皆さん。本当にありがとうございました。俺はみんなに足向けて寝れない!
朝起きてうわー雨だーと愕然としてお客さんはいるかなーと不安でしたがフタを開けてみればなんと400人以上の動員でした。なんてこった。うれしすぎる!旅団は人気あるんだって勘違いしてしまう!天狗になるはまだまだまだ早い早い早い早いぞ!

本当にみんなお客さんが楽しそうでとても幸せな時間だった。後半はヘトヘトだし、腕も上がらなくなってきたけどこのままライブが終わってしまうのがたまらなくさびしくなった。もっと長い時間やりたかった。幸せな時間はいつもあっという間だが、今日は特にそれを感じた。




ちょっとマジメな話。今日感じたことを書き留めておきたい。
スタジオでぶつかり合って苦しみを経て産まれたその曲を誰かの前で演奏する時、そこにはスタジオでは絶対に発生しないケミストリーがある。
今日演奏した曲たちは2007年の8月のある日、代々木公園野外ステージで鳴らされた曲たちを再現することをコンセプトに演奏された。でも今日ステージで鳴らされた音はあの時の音楽とはまるで違っていて、同じところなんて一つもなかった。それは単純なミスの問題かもしれない。演奏が多少うまくなったのかもしれない。でもそれだけじゃない。演奏している俺たちと、聴いてくれているお客さん達がもうあの頃とは別の人間だからだ。たった10ヶ月の間で人間はここまで変わる。取り巻く環境も変わる。旅は続いて行く。


演奏前に俺はこんなことを考えた。
10ヶ月の歳月は俺をどのように変えただろう?
演奏は上達しているだろうか?
あの時の自分を超えられているだろうか?

歓声に包まれてステージに上がると、さっきまでの自問自答はどこかに消えてしまった。


自分の目の前にはジャンベがあり、
見渡せば、団長、むっちゃん、トシ、辻さん、ガンちゃん、太一、元太、中島、マチャオ、ガクちゃん、ハラケン、ケンさん、大地がいる。もう一度前を向くと、見た事もないくらいたくさんの人が、俺らの演奏を待っている。よく見れば会社の同僚も、高校の同級生も、友達のバンドマンも、大好きな彼女の顔も見える。


ああ、ここにすべてがある。
ここに足りないものを、みんなで掴みとるんだ。
それがライブだ。


俺らの音楽は旅をする。
空気の振動がお客さんの耳から鼓膜へ、脳へ、やがて未知なる大地へと至る旅を。
そうして人間一人一人を経て音楽が変容していく。
そうして人間一人一人が変容していく。


未知なる大地へはまだ遠い。
今日あの場にいてくれた皆さんに、最大限の感謝を贈ります。
またお会いしましょう。
本当にありがとうございました。