4日 旅団企画「Terra Incognita」@代々木公園野外ステージ

前日にライブのイメトレ(僕の場合どこでどう面白く動くかをイメージ)のしすぎで眠れなくなり、あえなく入り時間遅刻。申し訳ございませんでした。この夏一番の暑さの中、ステージ設営・リハーサル。暑かったなぁー。
途中ユニクロに半ズボン買いに行ったりして。半ズボンって今まで喰わず嫌いでした。いいね!半ズボン!楽!
そんな感じでライブスタート。オープニングとしてMC山田ガクfeat.向山聡孝・大野均(from sgt.)の即興。MC山田の声が響き渡り、今年もやってきたなぁーと実感。そのままsgt.のライブに雪崩れ込み、太陽が南中高度に差し掛かる午後14時半の灼熱の中、叩きつけるように演奏しました。途中暑すぎて意識飛んだっぽくて、回数を間違えてしまった(ような気がする)。出来はまぁまぁでしたでしょうか。
続く「あとずさり」「タカツキバンド」はもう最高でした。あとずさりは真夏の野外に最っ高に暑苦しいライブをしてくれました。超カッコよかった。対してタカツキバンドはクールでメロウなグルーブ。タカツキバンドの放つグッドヴァイブレーションのファンです。最高でした。

で、旅団登場です。
正直記憶があまりありません。終わったあと、東京フレンドパークの壁にくっつくゲームみたいにステージの壁に体当たりしてたとか、演奏中に寝っころがって寝仏のようだったとか、終わったあと泣いてたとか(笑)色々言われましたが、そんなことしたっけ?って感じです。僕が覚えているのは、踊ってるお客さんの中にけっこうなおじいちゃんがいてしかも踊ってて、曲がDUOパートに差し掛かった時に
俺「おいくつですか?」
おじいちゃん「いくつに見える?」
俺「いやー70歳くらいっすか?」
おじいちゃん「76。」
OH!ファンキーおじいちゃん!ファンキーな〜おじぃ〜ちゃん♪(コンピューターおばあちゃんのメロで)ぎゃははははははははは。はははははははははは。とかいっておじいちゃんを写メールでバシバシ撮りまくってたこと(演奏中に)と、後半そのおじいちゃんをステージに引っ張り上げたこと。くらいでしょうか。団長ごめんなさい。
あのライブの出来に関しては、団長はじめ団員がブログで書いてますが、演者と観客の関係って面白いなぁと思いました。演者は「イヤーお恥ずかしい。ダメなライブだったわー」と言い、客席は「イヤー最高だったよ!」と言う。果たしてどっちが正解なのか。
無論音楽に正解なんてない。極論を言ってしまえば、いいライブかどうだったかなんて関係ない。演奏した側、聴取した側の違いはあれど、その場で鳴らされた音と接している点では同じで、それぞれの主観に基づく妄想にも似たような聴取体験が全てなのだ。と思う。「いいライブ」も「ダメなライブ」も、妄想の中にしか存在しない。存在してるのは放たれてもう戻ってこない音楽だけなんです。そして誰にもその音楽がどんな形をしているか正確に把握できない。それは深海魚や微生物をあるがままの姿では決して観測できないことと似ている。演者に課せられた責任は、どれだけ確信をこめてその音楽を放てるか。それだけだと思っています。
しかしながら我々は演者として、永遠に捕まえられないかもしれない「いいライブ」を求め続けなければならない。そのために旅団のメンタリティを底上げしていかなければならないのは確か。

打ち上げでは三重のむっちゃんにイジられまくって、少し泣きそうでした。俺自身のメンタリティももっと底上げしていかないと。